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No.411 石英 Quartz:ルチルクォーツ Brazil
Brazil


無色の水晶の中に針状のルチル(金紅石) Rutileがコレでもかと言わんばかりに大量に含まれています。
水晶は結晶面に沿ってなのか、水晶の形に整えたのかは分かりませんが全面研磨されています。
ルチルは典型的な金色では無く少し褐色を帯びており、ゴージャスな感じはしませんが力強く伸びた結晶が魅力的です。
柱面から見ると針状の束が中心にワサっと入って、後は無秩序に散らばるように含まれているように見えますが、裏側の断面から見ると針が集まって板状に集合したルチルが十字に交差しているのがわかります。更にその板に対してルチルの双晶の角度、60°で細かなルチルが交差していっています。
改めて上の方も観察するとかなりの割合で双晶しているようです。このようなものがもっと細かく密に規則正しく網のように入っていると丸くカットした時にスターが現われる石になります。
それにしてもどうやって出来たのでしょうか?ファントムクォーツのようにある時点での結晶面にルチルが結晶した訳ではないようで、一本の結晶でも水晶の上下にも左右にも入っています。同時進行で水晶とルチルが結晶したとすれば水晶が邪魔をしてココまで自由にルチルが結晶できなくなりそうです。まさか水晶をえぐりながらルチルが成長するとも考えられないので、ルチルが先に結晶していてそこに水晶が結晶したか、同時進行ならルチルの成長速度の方が遥かに早いかでしょうか?
水晶(石英)は晶洞で様々な鉱物が晶出するときに、一番最後に出来る事が多いそうなので、想像の域は脱しませんが後から水晶説の方が有力では無いかと考えています。


無色の水晶の中に針状のルチル(金紅石) Rutileがコレでもかと言わんばかりに大量に含まれています。
水晶は結晶面に沿ってなのか、水晶の形に整えたのかは分かりませんが全面研磨されています。
ルチルは典型的な金色では無く少し褐色を帯びており、ゴージャスな感じはしませんが力強く伸びた結晶が魅力的です。
柱面から見ると針状の束が中心にワサっと入って、後は無秩序に散らばるように含まれているように見えますが、裏側の断面から見ると針が集まって板状に集合したルチルが十字に交差しているのがわかります。更にその板に対してルチルの双晶の角度、60°で細かなルチルが交差していっています。
改めて上の方も観察するとかなりの割合で双晶しているようです。このようなものがもっと細かく密に規則正しく網のように入っていると丸くカットした時にスターが現われる石になります。
それにしてもどうやって出来たのでしょうか?ファントムクォーツのようにある時点での結晶面にルチルが結晶した訳ではないようで、一本の結晶でも水晶の上下にも左右にも入っています。同時進行で水晶とルチルが結晶したとすれば水晶が邪魔をしてココまで自由にルチルが結晶できなくなりそうです。まさか水晶をえぐりながらルチルが成長するとも考えられないので、ルチルが先に結晶していてそこに水晶が結晶したか、同時進行ならルチルの成長速度の方が遥かに早いかでしょうか?
水晶(石英)は晶洞で様々な鉱物が晶出するときに、一番最後に出来る事が多いそうなので、想像の域は脱しませんが後から水晶説の方が有力では無いかと考えています。
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