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No.405 斑銅鉱 Bornite Mexico
La Noria Mine,San Panteon De La Noria,San Martin,Zacatecas,Mexico


所々カラフルなイリデッセンスを示す塊状の斑銅鉱です。
無垢の斑銅鉱の塊ではなく、灰色の岩石中にかなりの割合で含まれていて、ズッシリした重みがあります。
又、この岩石は銀の含有量も高いそうで、この標本では確認できませんが樹枝状や箔状の自然銀の結晶を伴うこともあります。
斑銅鉱は銅と鉄の硫化鉱物で、他の銅鉱石の黄銅鉱 Chalcopyrite等と比較してダントツで銅の割合が多く、成分中の60%以上が銅であり、高品位の銅鉱石になります。
この標本には確認できるだけでも他に金色の黄銅鉱や白い石英も混ざっており、いかにも鉱石といった感じがします。
青や紫をメインに赤やオレンジのメタリックでカラフルなイリデッセンスが特徴的で、この鉱物の醍醐味ですが、これはこの鉱物の本来の姿ではなく、割った時に現われる新鮮な面は褐色味を帯びた赤銅色をしており、空気中にさらされると1日程度で表面が酸化して紫味を帯び、さらに放置すると表面で化学成分の分離が起こり銅の層と鉄の層に分かれてしまい、それに光が干渉、回折されて紫や青、赤などのカラフルなイリデッセンスを示します。
この色彩からピーコックオアPeacock ore(孔雀鉱石)と呼ばれる事もあります。
斑銅鉱の標本に関して、よく知られる話ですが黄銅鉱を酸で処理した偽物が大変多く出回っています。この手の物は大抵過剰なほどカラフルで綺麗ですが割ったり削ったりすると中は黄銅鉱本来の金色の面が現われます。
店頭では塊状かつ安価な標本なので雑に扱われている事が多いので、縁の方をよく見ると欠けていて中の黄銅鉱色が見えていることもあります。処理済みの記載こそあったり無かったりするものの、キチンと黄銅鉱として売られている事もありますが相変わらず斑銅鉱で売っている所もあるので購入時は注意が必要です。


所々カラフルなイリデッセンスを示す塊状の斑銅鉱です。
無垢の斑銅鉱の塊ではなく、灰色の岩石中にかなりの割合で含まれていて、ズッシリした重みがあります。
又、この岩石は銀の含有量も高いそうで、この標本では確認できませんが樹枝状や箔状の自然銀の結晶を伴うこともあります。
斑銅鉱は銅と鉄の硫化鉱物で、他の銅鉱石の黄銅鉱 Chalcopyrite等と比較してダントツで銅の割合が多く、成分中の60%以上が銅であり、高品位の銅鉱石になります。
この標本には確認できるだけでも他に金色の黄銅鉱や白い石英も混ざっており、いかにも鉱石といった感じがします。
青や紫をメインに赤やオレンジのメタリックでカラフルなイリデッセンスが特徴的で、この鉱物の醍醐味ですが、これはこの鉱物の本来の姿ではなく、割った時に現われる新鮮な面は褐色味を帯びた赤銅色をしており、空気中にさらされると1日程度で表面が酸化して紫味を帯び、さらに放置すると表面で化学成分の分離が起こり銅の層と鉄の層に分かれてしまい、それに光が干渉、回折されて紫や青、赤などのカラフルなイリデッセンスを示します。
この色彩からピーコックオアPeacock ore(孔雀鉱石)と呼ばれる事もあります。
斑銅鉱の標本に関して、よく知られる話ですが黄銅鉱を酸で処理した偽物が大変多く出回っています。この手の物は大抵過剰なほどカラフルで綺麗ですが割ったり削ったりすると中は黄銅鉱本来の金色の面が現われます。
店頭では塊状かつ安価な標本なので雑に扱われている事が多いので、縁の方をよく見ると欠けていて中の黄銅鉱色が見えていることもあります。処理済みの記載こそあったり無かったりするものの、キチンと黄銅鉱として売られている事もありますが相変わらず斑銅鉱で売っている所もあるので購入時は注意が必要です。
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