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No.1067 リチア雲母 Lepidolite Brazil
Araçuaí,Jequitinhonha,Minas Gerais,Brazil



紫味を帯びた淡いピンク色のリチア雲母で、菱形柱状の結晶の上下は劈開面であり内部は透明になっています。
柱面はがさがさした質感で、とても中がこの様に透明になっているとは想像できません。
雲母の結晶は六角板状のものをよく見かけますが、六角形はこの鉱物が元来持っている単斜晶系によるものではなく三連双晶することで形作られたもので、むしろこの菱形柱状の結晶がリチア雲母本来の形です。
光に透かしながら観察すると、角度によって内部の劈開面で光が干渉してモヤモヤした虹色の模様が見えます。



紫味を帯びた淡いピンク色のリチア雲母で、菱形柱状の結晶の上下は劈開面であり内部は透明になっています。
柱面はがさがさした質感で、とても中がこの様に透明になっているとは想像できません。
雲母の結晶は六角板状のものをよく見かけますが、六角形はこの鉱物が元来持っている単斜晶系によるものではなく三連双晶することで形作られたもので、むしろこの菱形柱状の結晶がリチア雲母本来の形です。
光に透かしながら観察すると、角度によって内部の劈開面で光が干渉してモヤモヤした虹色の模様が見えます。
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テーマ : 天然石・パワーストーン、アクセサリー - ジャンル : 趣味・実用
No.970 白雲母 Muscovite:桜石 Japan
京都府亀岡市桜天神


母岩中に含まれる桜石で独特な桜の花のような模様が柱状結晶の断面に見られます。
トラピッチェと呼ばれるエメラルドやルビーなどとよく似たパーテーション分けしたような構造が見られます。
桜石は最初から白雲母として生まれたわけではなく、菫青石 Cordieriteの仮晶です。
霰石によく見られるように三連双晶をすることで六角柱状の結晶を作り、その構造を残したまま白雲母に置き換わっています。
ただし、白雲母ではなく緑泥石になっているものや混ざっている物も有るそうです。
標本としては風化土壌などから採取された分離結晶が多いのですがまだしっかりした母岩に含まれている物も産出します。


母岩中に含まれる桜石で独特な桜の花のような模様が柱状結晶の断面に見られます。
トラピッチェと呼ばれるエメラルドやルビーなどとよく似たパーテーション分けしたような構造が見られます。
桜石は最初から白雲母として生まれたわけではなく、菫青石 Cordieriteの仮晶です。
霰石によく見られるように三連双晶をすることで六角柱状の結晶を作り、その構造を残したまま白雲母に置き換わっています。
ただし、白雲母ではなく緑泥石になっているものや混ざっている物も有るそうです。
標本としては風化土壌などから採取された分離結晶が多いのですがまだしっかりした母岩に含まれている物も産出します。
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No.929 リチア雲母 Lepidolite Brazi
Barra de Salinas,Coronel Murta,Minas Gerais,Brazi


恐らく菱形柱状であったであろう結晶を劈開させて板状になったもので、断面を見ると外側がピンクっぽい色をしていますがこの部分がリチア雲母で、中心の褐色の部分は成分的にはリチウムと鉄が主成分のチンワルド雲母 Zinnwalditeになっています。
綺麗にパカッと平らに割れていないのでささくれっぽく劈開面が荒れていますが爪を引っ掛けて捲るとメリッとした感じで剥離します。上手く捲れば綺麗ないい感じの劈開片になるかと思ったのですが無理そうです、、
結晶の成長過程で熱水の成分変化などの環境の変化があったことを示しています。


恐らく菱形柱状であったであろう結晶を劈開させて板状になったもので、断面を見ると外側がピンクっぽい色をしていますがこの部分がリチア雲母で、中心の褐色の部分は成分的にはリチウムと鉄が主成分のチンワルド雲母 Zinnwalditeになっています。
綺麗にパカッと平らに割れていないのでささくれっぽく劈開面が荒れていますが爪を引っ掛けて捲るとメリッとした感じで剥離します。上手く捲れば綺麗ないい感じの劈開片になるかと思ったのですが無理そうです、、
結晶の成長過程で熱水の成分変化などの環境の変化があったことを示しています。
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No.838 白雲母 Muscovite Brazil
Muriaé,Minas Gerais,Brazil




雲母特有の光沢で銀色に輝いて見える結晶面を持った白雲母の擬六角板状の結晶です。
強い光沢で表面は銀色っぽくしか見えませんが劈開面を見ると黄褐色を帯びた半透明の結晶であることが分かります。
部分的に濃色になったところもあり、側面から光に透かすと綺麗な褐色の通過光を観察できます。
裏面は劈開面として、表側がどこまでが劈開面か分かりにくいですが、小さな白い結晶が覆っている部分があるのでその周りは結晶面なのでしょう。段差のある条線が現れています。
写真は2点の標本を2枚づつ掲載しており、長い結晶と、側面を透かした物が同じ標本です。六角形の標本はここまで綺麗には透けませんでした。




雲母特有の光沢で銀色に輝いて見える結晶面を持った白雲母の擬六角板状の結晶です。
強い光沢で表面は銀色っぽくしか見えませんが劈開面を見ると黄褐色を帯びた半透明の結晶であることが分かります。
部分的に濃色になったところもあり、側面から光に透かすと綺麗な褐色の通過光を観察できます。
裏面は劈開面として、表側がどこまでが劈開面か分かりにくいですが、小さな白い結晶が覆っている部分があるのでその周りは結晶面なのでしょう。段差のある条線が現れています。
写真は2点の標本を2枚づつ掲載しており、長い結晶と、側面を透かした物が同じ標本です。六角形の標本はここまで綺麗には透けませんでした。
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No.738 白雲母 Muscovite Namibia
Erongo,Namibia

無色透明の水晶と黒い鉄電気石の結晶を伴っています。


大きな擬六角柱状の白雲母の結晶に白い長石や無色透明の水晶と黒い鉄電気石Schorlの結晶を伴っています。
白雲母の表面は平らではなく少しボコボコしたガッシリした印象の結晶をしており緑みを帯びた鉱物に覆われています。
鉄電気石は水晶に内包されていたりそのまわりに細かい柱状結晶として存在しており標本の後ろ側には太い鉄電気石が突き刺さるように結晶していますが残念ながら頭は折れてしまっています。
エロンゴの鉱物は、アクアマリンや蛍石、ジェレメジェフ石など宝石質な鉱物が注目を集めますが、鉄電気石や雲母もこのような立派な結晶を産出します。

無色透明の水晶と黒い鉄電気石の結晶を伴っています。


大きな擬六角柱状の白雲母の結晶に白い長石や無色透明の水晶と黒い鉄電気石Schorlの結晶を伴っています。
白雲母の表面は平らではなく少しボコボコしたガッシリした印象の結晶をしており緑みを帯びた鉱物に覆われています。
鉄電気石は水晶に内包されていたりそのまわりに細かい柱状結晶として存在しており標本の後ろ側には太い鉄電気石が突き刺さるように結晶していますが残念ながら頭は折れてしまっています。
エロンゴの鉱物は、アクアマリンや蛍石、ジェレメジェフ石など宝石質な鉱物が注目を集めますが、鉄電気石や雲母もこのような立派な結晶を産出します。
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