スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
No.287 杉石 Sugilite South Africa
Wessels Mine,Hotazel,Kalahari manganese fields,Northern Cape,South Africa

研磨した面


タンブル研磨された標本

深く鮮やかな紫色塊状の杉石です。
完全な不透明ではなく強い光にかざすと若干透けて、より鮮やかな紫色を見る事が出来ます。
愛媛県の岩城島で初めて確認され、それを研究していた杉健一氏に因んで名付けられ、宝石としてインディアンジュエリーなどでも南アフリカ産の本鉱が使用されていています。
しかし岩城島の杉石はウグイス色で、南アフリカのものはマンガン鉱床中に産出し、マンガンによって紫色の発色をしています。鉱物グループとしては、これも日本で発見された大隅石 Osumiliteグループに属する鉱物で、いずれも稀産な珪酸塩鉱物です。
この標本は杉石がメインではあるものの、部分的に淡色で半透明になっていて別の鉱物が混ざっているようにも見えます。
石英中に杉石が含まれている状態の物もあるそうなので、これも石英がベースになった物でしょうか。同じく南アフリカ産、詳細産地は不明のタンブルされた標本はもっと色々な鉱物が混在しているようで、赤茶色で不透明の鉱物が確認できます。何かは不明ですが柱状の結晶のように見えます。

研磨した面


タンブル研磨された標本

深く鮮やかな紫色塊状の杉石です。
完全な不透明ではなく強い光にかざすと若干透けて、より鮮やかな紫色を見る事が出来ます。
愛媛県の岩城島で初めて確認され、それを研究していた杉健一氏に因んで名付けられ、宝石としてインディアンジュエリーなどでも南アフリカ産の本鉱が使用されていています。
しかし岩城島の杉石はウグイス色で、南アフリカのものはマンガン鉱床中に産出し、マンガンによって紫色の発色をしています。鉱物グループとしては、これも日本で発見された大隅石 Osumiliteグループに属する鉱物で、いずれも稀産な珪酸塩鉱物です。
この標本は杉石がメインではあるものの、部分的に淡色で半透明になっていて別の鉱物が混ざっているようにも見えます。
石英中に杉石が含まれている状態の物もあるそうなので、これも石英がベースになった物でしょうか。同じく南アフリカ産、詳細産地は不明のタンブルされた標本はもっと色々な鉱物が混在しているようで、赤茶色で不透明の鉱物が確認できます。何かは不明ですが柱状の結晶のように見えます。
スポンサーサイト
| ホーム |